人とのコミュニケーションが好きで、デスクワークより外回りの自由さが好きな人は、営業職に興味があるでしょう。営業職の中でも、安定して働けるのがインフラ営業です。ここでは、インフラ営業に興味がある方に向けて、インフラ営業の仕事内容やメリット・デメリット、将来性などをまとめました。
インフラとは、「インフラストラクチャー」の略語です。水道や電力、ガスなどのライフライン、電話などの通信施設、道路、鉄道などの公共交通網のことを指しています。こうしたインフラを供給するサービスを提供している業界がインフラ業界です。インフラの運用や保守点検、トラブル対応などを担っています。社会生活に欠かせない業界であり、大規模な企業の集まりです。
営業職にはハードワークのイメージを持つ人も少なくありません。新規開拓がメインの場合はノルマが厳しいなど激務になりがちです。しかし、インフラ業界の営業職はルート営業がメインのため営業職の中でもワークライフバランスが維持しやすいという特徴があります。インフラ営業は、toBのルート営業が基本です。個人顧客への営業ではなく、学校や病院、事務所ビルなど、法人向けにインフラの設備を提案します。取引先を巡回する営業スタイルであり、自社顧客に対して継続的なフォローを行うことが主な仕事です。たとえば、電力会社の営業であれば、電力契約を結んでいる事業者に空調や照明に関する省エネ提案をしたり、再生可能エネルギーの導入を提案したりと、課題に合わせてシステムの導入を提案し、新しいサービスを紹介します。
インフラ業界は、人々の生活や事業活動に欠かすことができないサービスを提供しているため、企業規模は大きく、景気に左右されにくいことが特徴です。インフラ業界に就職すれば、長く働き続けることができます。将来性にも不安がありません。もちろん、社会情勢や災害などの影響で運営が厳しい状況に陥る可能性はありますが、日常生活に不可欠なライフラインのため、厳しい状況でも国からサポートしてもらいやすい業界です。行政と連携して行う事業もあります。参入障壁が高いため競合他社が少ないことも特徴のひとつ。シェアが奪われて経営が悪化する心配も少ないです。安定した業界で落ち着いて働きたい方にとって、メリットが大きい業界と言えます。
給料体系が明確で福利厚生が充実していることもメリットです。景気に左右されにくい業界であることから、給与が減るといったリスクが少なく、基本的には年功序列で給与増が見込めます。営業職の給与体系は「固定給+歩合給」が一般的です。しかしインフラ営業は大きな契約になるため簡単に契約がまとまるわけではありません。提案にも設計にも検討にも時間がかかるため、歩合給より固定給重視の企業が多いです。営業職の中でも給与が安定しています。また、住宅手当や自社が提供するサービスを無料や格安で利用できます。鉄道や飛行機に安く乗れる、提携しているスポーツジムを無料で利用できるといったメリットが少なくありません。産前産後休業や育児休暇も取得しやすいです。スケジュール通りに仕事を進めていくので、有給休暇も取得しやすく、定時に帰れることが多いです。繁忙期やトラブル発生時は休めませんが、私生活とのバランスを取りやすい業界と言えます。
インフラ業界は理系のイメージがありますが、実は文系も活躍できる業界です。研究開発職や技術職は理系が多いですが、営業職はコミュニケーション能力や語学力を活かして働くことができます。インフラ業界は専門性の高い業界です。法律で細かい規制が定められていることも多いです。仕事をしているだけで、専門的な知識や技術を身につけられます。たとえば航空分野であれば保安業務に関する法的知識が学べます。知識や経験が蓄積するほど、待遇面も良くなっていくため、やりがいにもつながるでしょう。転職やキャリアアップもしやすいです。また、インフラ業界は社会の役に立っていることを実感しやすい仕事です。社会貢献ができているというやりがいも感じられ、働くモチベーションにつながります。
インフラ業界は、生活に欠かせないサービスであることから、社会貢献度が高くやりがいにつながります。しかしそれは、責任が重大であるということでもあります。ミスが許されないため、ルールが厳しいです。気のゆるみが大きなミスにつながることもあるため、責任感をもって仕事に取り組むことが求められます。
競合他社との競争がほとんどなく、持続的な安定経営が期待できるため、昔からの伝統的なやり方が根付いている企業が多いです。業務改善などの意識が低いため、無駄な業務が多くなりがち。上下関係を重視したり、仲間との結束を高めるための飲み会を大切にしたりといった特徴があります。上司の誘いが断れないなど、時代に合わない企業文化が残っていることが多いです。
インフラ業界は、職種に関わらず社会の基盤を守る仕事です。与えられた仕事を達成する使命感や責任感が強い人が向いています。非常時は休みであったとしても緊急対応が必要になる可能性があります。平時にはワークライフバランスが安定している業界ですが、非常時にはプライベートの時間を削ってでも仕事に駆け付ける使命感が求められます。インフラサービスは安定供給が求められるため、最後まで役目を全うしなければいけません。仕事を投げ出さずにやり遂げるだけの忍耐力がある人もインフラ営業に向いています。また、社会に対する責任が大きいため、社会貢献したい人ややりがいを感じたい人も向いている仕事です。どんな仕事でも誰かの役に立っていますが、間接的な仕事の場合、役に立っていることを実感しにくいこともあります。インフラ営業は、責任が大きい代わりに、社会や人の役に立っていると感じられる機会が多いです。
インフラ営業は、営業職の中でもワークライフバランスを取りやすい仕事です。仕事と私生活の調和を重視したい人に向いています。インフラ営業は、法人向けのルート営業がメイン業務のため、定時で帰ることも可能な仕事です。経営が安定している業界のため、無理に残業をする必要がありません。プライベートの時間を大切にしたい人に向いているものの、非常時や繁忙期などは残業を避けられないという特徴もあります。常に定時に帰ることができるわけではないため、状況に応じて臨機応変に対応することが求められますが、非常時以外では残業や休日出勤などが少なく、働きやすい業界と言えます。
インフラ業界の仕事は、細かい作業をマニュアルに沿って行うことが少なくありません。ルールに沿った運用が求められるサービスで、ささいなミスが許されないことがあります。マニュアルに沿って働くことが苦にならない人が向いている業界です。地道で大変な作業が続くため、ルーティンワークがつまらないと感じることがあるかもしれません。そんなときはストレスを発散できる能力も大切です。様々な刺激がある仕事を求めるのではなく、単調だけど安定した業務を求めている人に向いています。景気や社会情勢の影響に左右されず経営が安定していることはインフラ業界のメリットです。安定した給与と昇給が期待できるので、安定志向の人に向いているでしょう。
インフラ業界は、生活に不可欠なものであることから景気に左右されにくいです。電力やガスの自由化が行われ、独占状態だった電気やガス業界は多少の競争が発生していますが、供給元が変わったわけではないため、わざわざ契約会社を変更する人も多くはありません。時代とともに変化はありますが、安定状態は今後も続くと考えられます。
エネルギー資源は枯渇しており、ガス・電気・石油などのエネルギー業界においては競争が激しくなってきています。国内では、少子高齢化による人口減少がインフラ業界に影響する要素です。顧客は今後減る一方であることが予想されます。顧客獲得の競争が激しくなる可能性は否定できません。新規参入企業とどのように競争していくのかが課題です。
未経験からインフラ営業にチャレンジしたい人には、管材業界がおすすめです。管材は、給・排水設備や排気などに必要不可欠な「パイプ(管)・継ぎ手・バルブ類」のこと。インフラ業界の中でも管材商社で取り扱う商品は比較的限定されているため、専門知識を身につけやすいです。
インフラ業界といってイメージしやすい電力やガス、公共交通機関は、営業職の募集人数が少なく、就職難易度が高い傾向があります。管材商社は、インフラ整備に欠かせない重要な資材を提供する業務であり、裏方の仕事のため、認知度が高くありません。そのため、新人教育に力を入れている企業が多く、特に未経験者向けのサポート体制が充実しています。未経験からインフラ営業にチャレンジしやすいのが管材分野の特徴です。
管材はインフラ整備の資材として、常に一定の需要があります。市場が安定しているため、営業活動でも無理なく安定したペースで行えるのがメリットです。ノルマに追われたりたくさん残業したりといったハードワークをすることなく、プライベートの時間を確保しながら落ち着いて仕事に取り組めるでしょう。
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