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建材商社との違い

ここでは、建材商社と管材商社の違いをご紹介します。それぞれの仕事内容、両業界の今後についても解説しているので、ぜひチェックしてみて下さい。

建材業界とは

建材とは、ドア(扉)、フロア材、ブロック、レンガ、フローリング、砂利(じゃり)、木材、金属など、建物を建てるために必要な材料のことです。一口に建材と言っても、柱、梁といった建物の構造材を扱う会社、パネルや窓枠・サッシなどの仕上げ材を扱う会社、トイレやキッチンといった設備機器を扱う会社などさまざまです。建材以外のものを扱い、ホームセンター化している会社も増えています。

建材業界の仕事内容とは

建材業界は、建材メーカー、建材商社、建材販売店などで構成されています。このうち建材商社の仕事は、大きく営業と一般職に分けられます。営業は、建材メーカーと建設会社・工務店の間に立ち、建材の調達などを行います。新しい商品・ニーズに合った商品の提案を行ったり、見積もりや価格交渉、受注・商品配達や返品回収作業などを行うのが仕事です。

管材業界とは

管材とは、パイプやポンプ、バルブ、タンク、ボイラー、メーター類など、給排水や空調システムに使われる資材のことです。管材業界は、これら管材を提供し、私たちの快適な暮らしを根底から支える重要な約割を担っています。

管材業界は、管材メーカー、管材商社、設備工事会社などで構成されています。その中で、メーカーと工事会社を仲介し、管材を調達しているのが管材商社です。「管材屋」とも呼ばれます。

管材業界の仕事内容とは

管材商社の仕事は、管材メーカーから製品を仕入れて小売業者や工事会社に販売することです。お客様が必要としているパイプの仕様や機能に合った専門的な提案を行う営業の他、資材搬入・運搬、資材管理、経理・事務などを行います。ルート営業が中心で、新規開拓はほとんどありません。企業によっては、配達を専用ドライバーが行ったり、経理・事務を専任担当者がまとめて行うところもあるようです。

建材業界と管材業界の今後

新築の着工数が減れば、それだけ住宅設備や建材も影響を受けます。このため、人口減少に伴い新築住宅の着工数が減少することで、建材業界の市場規模も縮小していくでしょう。

ただし、空き家や老朽化住宅の増加を背景に、リフォーム受注件数は増加傾向にあり、建材業界も管材業界も、市場を堅調に維持すると見られています。

一方、時代の変化と共に建材や管工材の役割や材質は大きく変化しています。環境保全にも貢献しつつ、産業経済の発展に貢献する役割が求められています。

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